伊勢志摩地方と観光旅行

日本人は観光旅行好きと言われていますが、伊勢志摩も国内のおすすめ宿泊スポットの1つです。
こちらでは意外に知られていない観光旅行の豆知識をご紹介します。

○ 伊勢志摩は観光の起源

日本で観光を目的とした旅行が始まったのは江戸時代と言われています。平穏な時代が訪れ、徳川幕府によって道路や宿泊施設など旅行しやすい環境が整えられた事が理由です。関所では通行手形によって出入りが取り締まられましたが信仰心を理由にした旅行は比較的自由に認められ、伊勢神宮や伊勢志摩の観光スポットを巡る「お伊勢さん参り」が大流行しました。

○ お伊勢参り好きを今に伝える民話

伊勢志摩地方にはお伊勢さん参りが大人気だった事を物語る民話も残っています。昔々ある田んぼに驚くほど大きな蛙がいた。その蛙は世界で一番大きなものは自分だと思っていたが、ある日伊勢参りに出発した。
一本道を進んでいると、道だと思っていたものは大きな蛇だった。びっくりして逃げた蛙を見て大笑いした蛇は伊勢参りに行く事にした。途中の日陰で一休みしていると大きな鷲の影だった。鷲の羽ばたきで飛ばされてしまった蛇を見て大笑いした鷲も伊勢参りに行く事にした。

途中海の上に突き出た赤い棒の上で一休みしていたが、その棒は巨大な伊勢えびの髭だった。髭を一振りされて飛んでいった鷲を見て大笑いした伊勢えびも伊勢参りに旅立ち、途中の洞穴で一休みしていた。ところが朝になって穴から噴出した潮で流されてしまった。洞窟だと思っていたのはクジラの鼻で、遥か彼方まで飛ばされた伊勢えびは岩に腰を打って、それ以来伊勢えびの腰は曲がったままになっている。他にも伊勢参りを題材にした民話は数多く伝えられています。当時の人々にとって伊勢志摩が観光地としてメジャーな場所だった事がうかがえるのではないでしょうか。

○ お土産はお伊勢参りから始まった

伊勢志摩への観光旅行は大人気で、今で言う旅行代理店も江戸時代頃に登場したそうです。
また、当時の宿泊旅行は庶民には手が出ないほどの大金が必要で、「お伊勢講」というファンドを作り代表者が伊勢神宮に詣でるという事も良くありました。その際に宮笥(神社から頂いたお札などを貼る板)をお伊勢講の参加者分持ち帰った事がお土産の始まりと言われています。

伊勢志摩への宿泊旅行では様々な観光スポットや旅館での贅沢を楽しんで頂く事ができます。
当館でも露天風呂付き個室などご用意していますので、ぜひお楽しみ下さい。